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2023.10.20

食品ニュース

岩手、宮城に出張に行ってまいりました!

今回お客様と一緒に海外向け商品売り上げの拡大に向けて、東北にある業者様に訪問してまいりました。

その中で訪問いたしました2社の業者様を紹介させていただきます。

まず最初に岩手県にあるウニの養殖業社の北三陸ファクトリー様にお邪魔いたしました。

岩手県洋野町のウニは世界でも唯一の「うに牧場」で水揚げが行われています。

1年目には陸上で稚ウニを養殖、2-3年目には海上に放流し沖合の漁場で過ごします。

4年目には178本もある「うに牧場」と呼ばれる増殖溝で養殖が行われ、増殖溝1本あたり約2トンのウニを養殖しています。

 

生きた昆布はウニに食べられないように根から身を保護する粘膜を出してしまう為、一度採取した昆布やわかめを与えて身を蓄えさせます。 その後100名のダイバーが手作業で収穫を行っています。

本来のうには雑食性で何でも食べるため、自然の状態で育ったウニは品質面や味にムラができてしまいます。

その一方で「うに牧場」のうには一度採取した天然の昆布やわかめを食べて育つため、一つ一つの質が高く均一で安定した供給が行えます。

5月半ば頃から身入りが安定した天然のうには水揚げしてすぐに、地元で培われた熟練の手技で加工後に出荷されています。 

実際に現地でウニを試食させていただきましたが、旨みや甘みが強いうえに、昆布の風味も感じられ、苦みの一切ないウニ本来の味を堪能できました。

続きまして、宮城県にあるタコをメインに扱う業者様を訪問いたしました。

主力商品は「活蛸」を原料とした製品です。歯ごたえがあり、味わいが深いと弊社のお客様からも好評をいただいております。

特に活蛸の炙りタコは水産庁から賞を受賞した製品もあり国から認められる程のクオリティとなっております。

美味しい理由としてノンフローズンが挙げられます。通常のタコは国内なら北海道、海外ではモーリタニアなどで水揚げされたタコを現地で一度凍結させて加工場に運ぶワンフローズンの工程で行われています。 しかしこちらの業者様は北海道や青森、岩手で水揚げされたミズダコを生きたまま専用の活魚車(トラック)で工場まで運びます。

一台につき、5t~6t程の原料を毎日各浜から運んでいます。

この活魚車には水槽が4台設置されており、全ての水槽に酸素ポンプと水温設定(0~10℃)装置が設置されています。

ミズダコは水温が10℃以上になると死んでしまいますが、水温管理をすることにより遠隔地からでもミズダコを生きたまま配送することが可能です。   

運ばれたタコは専用の水槽で保管されています。

そして日々の注文に応じて担当者が水揚げを行い工場に搬入されます。

生きているままの状態で熟練の職人さんがさばき、「蒸し」や「炙り」などの加工を行っていました。

実際に加工現場を見ることにより製品が丁寧に製造されている事がわかりました。

また、各社のゆるぎない信念やこだわりを感じた出張となりました。

 

弊社では豊洲の新鮮な鮮魚や日本中からの食材及び加工品など様々な食材をお届けしております。

商品の取り扱いについてご質問等ございましたら、お気軽にお問い合わせください。

 

【お問い合わせ窓口】

板橋貿易株式会社

食品部

TEL :+81-3-3248-1016(平日 10:00~17:00(+GMT8:00))

FAX :+81-3-3248-1008

E-MAIL: shokuhin@itabashi-trading.com

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