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2022.02.14

鮮魚情報

【2022年2月度】食べタラ福を呼ぶ?! タラの魅力

冬の鍋食材として欠かせないタラ。

「鱈」と書くように、冬の寒い時期に旬を迎えるお魚です。

タラは日本各地に生息しており、中でも北海道、青森県、島根県、茨城県が主な漁獲場とされています。

日本ではアメリカ、カナダ、ロシア産の輸入ものが多く出回っており、通年スーパーに並ぶ魚ですが、

今の時期 国産の新鮮な鱈は鮭と並ぶ北国の魚として重宝されています。

 

身はクセが無く たん白であっさりとしており、低脂肪、低カロリーです。

その上、栄養豊富で消化吸収に優れているため、体調の良くないときにも役立ちます。

タラの精巣、白子は焼いたり湯がいたりして濃厚で甘みの強い美味しさを味わうことができ、

スケトウダラの卵巣を塩蔵したものはタラコ、唐辛子で味付けしたものは明太子として、

身以外も様々な美味しさ、食べ方があることも有名です。

地方によって、タラの食べ方は様々あります。

おせち料理やお盆など、親戚が集まる際の食卓によく出てくる「棒鱈」もそのひとつです。

「棒鱈」は、江戸時代以前から北海道・東北地方における海産物を使った保存食の1つでした。

日持ちする食材のため、日本各地に運ばれ、そこからおせち料理やお盆料理として全国に広まったとされています。

保存用に乾燥された棒鱈 → 水に浸してもどす → 甘辛く味付けして食べます。

 

おせち料理に棒鱈が使われ始めたのは、「たらふく(鱈福)食べられる」ことの願掛けとされています。

是非、鱈棒だけでなくおせち料理1つひとつに込められた願いを考えながら食べてみてください。

ここでタラにまつわる小話を一つ。

ギリシャでは、タラを “Bakalaoς”と表記し、 “バカヤロ”と発音するそうです。

ギリシャに行った際、喧嘩をして “バカヤロー”と言っても、現地の方からは タラを食べたいのだな、と思われるかもしれませんね。

 

是非この冬、タラを鱈腹(たらふく)食して 栄養も、ご家族の幸せも取り込みましょう!

 

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