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2021.10.14

鮮魚情報

ハロウィンのコスチュームに劣らない、色鮮やかな赤イサキ!

秋も深まり、朝夕は冷え込むようになりました。木々や空模様は冬に向けて落ち着きをみせております。

ハロウィンまではあと一か月たらずですが、ここでハロウィンのコスチュームに劣らない、見た目の鮮やかな 赤イサキをご紹介させて頂きます。

赤イサキは相模湾以南の太平洋側に多く生息し、通年出回る魚ですが、イサキ専門の漁はなく、豊洲市場の入荷量も多くはありません。

そのため、知っている方は魚の達人級の知識をお持ちですね。

市場にたくさん並ぶ魚の中で、色鮮やかな赤イサキはとても目立ちます。

ピカピカする見た目に反し、身は白く、淡白な白身魚です。

もともと脂の少ない身質のため、さっぱりと頂けます。

皮は厚みがあり硬く、その特性を活かした方法で調理されることが多いです。

そんな赤イサキは、焼くとパサつきやすく、煮ると身がほぐれやすい性質があるため、フリッターやフライとして調理するのがオススメです。簡単に調理手順をご紹介いたします。

  1. 綺麗に鱗を取ってから、三枚におろす

  1. 皮がついた状態で食べやすい大きさにカット

※赤イサキは皮にうま味があり、皮下の身が最もおいしいといわれるお魚です。皮を付けたままカットするのがポイントです。

 

  1. 衣をつけ、180度の油で揚げる

※揚げ時間は調理器具、魚のサイズによって調整してください。

最後に、赤イサキの豆知識をご紹介します。

一般的なイサキはイサキ科に属していますが、赤イサキはハタ科に属する魚です。

赤イサキはメスとして生まれ、34cmほどの大きさになるとオスへと性転換し、45cmほどまで成長します。メスの時期はピンクベージュのような色合いなのに対し、オスになるとゴールドが混ざったような派手な色彩となります。

オスの方がおいしいとされ、色合いも鮮やかなため、どちらもある場合はオスをお選びください。

  赤イサキはなかなかスーパー等で見かけないお魚ですが、是非見かけたときは皮も余すことなくお召し上がりください! 

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