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2021.05.24

医療ニュース

上海メガネ展覧会開催に伴う、メニコンソフトコンタクトレンズの新たなスタート—2021・上海メガネ展覧会—

58日からの3日間、第二十回中国(上海)国際メガネ展示会が上海万博展覧センターにて盛大に開催されました。

今回の展示会は空前の盛況で、メガネ業界から多くのブランドと出展者の参加を呼び、メニコンの展示ブースには多くの注目が集まりました。

                                                                     メニコン & 「完全メガネ」雑誌の取材現場

メニコンソフトレンズとしては、今回の上海展示会をきっかけに素晴らしいデビューとなり、出展者の方々から称賛を受け、各メディアの注目を浴びました。57日、メニコン中国事業部門を統括する総経理 孫政基は、「完全メガネ」雑誌の取材を受けました。

 

01 メニコンについて

「完全メガネ」:本日、孫政基総経理への取材をさせて頂き、とても光栄です。一番目の関心事としてメニコン社はどのような会社ですかと問われた時に、思いついたキーワードは「専門、安全性、医療属性」。メニコン社の社史を詳しくご紹介いただけますか。

孫:今年は、メニコンが創立から70周年にあたります。上海メガネ展示会への出展をきっかけに、ソフトコンタクトレンズを新たに発売したいと思います。これはとてもいい機会でありチャンスと受けとめているので、メニコンブランドを更に周知する為 大いなる社歴のひとつにしたいと考えます。70年前、メニコン社の創始者田中恭一氏が自身の目で実体験したことがきっかけとなり、独自でコンタクトレンズを開発すると云う慣習が会社に定着しました。これこそがメニコンの始まりであり、メニコンに脈々と流れるブランド文化の根源でもあります。

メニコン社の核となる価値観には「創造、独創、挑戦」三つのキーワードがあります。70年来、メニコン社はこの道に沿って、一歩一歩 着実に歩んできました。一枚目の初期コンタクトレンズから酸素透過性コンタクトレンズ、使い捨てコンタクトレンズ、そしてコンタクトレンズ材料についての研究開発から、レンズの設計、生産製造、処方技術まで、そのすべてに一体化を実現させました。

 

「完全メガネ」: 先ほど70年間の歴史についてお伺いしたとおり、メニコン社は1951年に日本で初めて実用的なコンタクトレンズを開発しましたね。今まで日本は世界80カ国以上の海外市場へコンタクトレンズを輸出し、コンタクトレンズの帝国と呼ばれているような印象を覚えます。日本のメニコンから世界のメニコンになり、激しい販売競争の中で、どのように発展してきたのかを教えていただけませんか?

孫: まず、メニコン社は研究開発について、いつでも止まることがありません。弊社は着実に研究開発をした上で一歩一歩進み、トレンドに応じる商品を開発しました。

次に、患者様への安全保障から考え、メニコングループには各社員が共有する安全哲学憲章があります。それはお客様一人一人の視力と目の健康を保護することです。これはメニコングループが追求し続けている理念です。

「完全メガネ」: 開発技術と販売実績の基に、メニコン社は中国への進出を成功裏に果たされましたね。社会の皆さんはオルソーK、ケア用品を通じて、有名な医療機関との緊密な協力関係を築かれ、今やその立場を確立されているように感じます。メニコン社が中国で投入されている商品とサービスを詳しく説明していただけませんか?

孫: 中国へ初めて進出した時、メニコン社はハードコンタクトレンズ製品からスタートしました。まず病院の眼科からです。他のブランドと比べて、これは特別です。メニコン社は第三種類の医療器械製品について深い知識を持っており、眼科医と協力し、眼科専門医に対して根気よく処方指導した上でメニコン製品を普及させました。 商品という モノの優れた特性を最大限に引き立たせるのは 処方という サービスが一体化してこそと理解しております。

 

0 新製品にフォーカス

「完全メガネ」: メニコン社はハードレンズのトップ企業として、新たなソフトレンズビジネスを開始するきっかけと未来のビジョンを聞かせて頂けますか?

孫: これはメニコン社のブランドを思うときに掲げる初心と同様であり、ソフトレンズでもハードレンズでも、まず解決したいのは視力の問題です。視力の問題を解决するため、目の健康を重視しなければなりません。そのため、ハードコンタクトレンズを造っても、視力をコントロールするオルソーKレンズを造っても、カラーコンタクトレンズを造っても、健康はメニコンの永遠のテーマで、目の健康はメニコンの永遠に追求すべき対象です。

「完全メガネ」: ありがとうございました。とても素晴らしいです。目の健康は私たちの追求でもあります。今回の上海メガネ展示会の展示エリアに目をもどし、今回発売された新商品にはどのようなシリーズと特徴があるのかご紹介いただけますか?

孫: 今回は主に二つのシリーズを展示しています。

一つはシリコンプレミオの製品。2WEEK プレミオ遠近両用と2WEEKプレミオ遠近両用トーリックです。特徴は高い酸素透過率を持ち、目が自由に呼吸でき、角膜の健康が最大限に保証できます。また、乱視用レンズの上下両面が薄くなった設計で、角膜の乱視問題を矯正できます。それ以外に、処方技術への要求はそれほど高くなく、訓練を通して、眼科医だけではなく、メガネ店の従業員でも簡単に身につけられます。

もう一つは、瞳を美しくするレンズと呼ばれる、カラーコンタクトです。このコンタクトレンズは酸素透過率も高く、含水率も適度で、快適に装着できます。最も重要なのは、本物のサンドイッチ構造が色素漏れを防ぎ、使用者の美意識への追求を最大限に満足させられます。また、目の健康と安全性も保障できます。

 

0ブランド競争の優位性

「完全メガネ」: 今回は多くの同業者が其々のブランドを出展されていますが、メニコン社は中国国内のコンタクトレンズ会社と比べ、最大の競争力は何だと思われているでしょうか?

孫: やはり専門知識に優れていること、および教育体制の確立、更に言えば患者様に対して説明する時に使った新しい手段等も加え、全てが大連板橋医療器械の営業の核となる手段と捉えています。

「完全メガネ」: メニコン社は今までハードコンタクトレンズとケア用品を中心にしていますが、今回はソフトコンタクトレンズを増やしているように感じますが、そのセクターには多くの競争者が存在しています。販売ルートの構築について、どのような市場戦略をお持ちでしょうか?

孫: 最初は病院など眼科の先生を中心に営業活動を行い、「眼科医に信頼され推薦されるコンタクトレンズになる」ことを目指しております。これは大連板橋医療器械がしっかりと守っている販売ルートの戦略です。その上で最も大事なのは、時代とネットショッピングのトレンドに応じて自らを変革していくことだと考えております。伝統的な卸売ルート、メガネ屋の小売ルートも活用しながら、ネット販売の新しいルートを開拓し志向しています。

「完全メガネ」: メニコン社の企業理念として、常に一位を目指し、二位で満足しないこと。 言い換えれば、自社の研究開発に専念し、他社の真似をしないことを提唱しています。今回発売されたソフトコンタクトレンズは、同業他社とは差別化可能な優れたメリットを持っていますので、小売店や代行業者がこの新しいブランドを受け入れてくれています。メニコン社はこれから販売ルートに対しどのような戦略で臨み、またどのような大きな動きをするのかを詳しく紹介していただけますか?

孫: まず専門性の向上。弊社にはメニコン視光学院があります。同業者の皆様、ルートパートナーの皆様、すべての関係者に対し体系化したトレーニングを行います。また、メニコングループは学術面を重視し、眼科の専門家と一緒に学術力を高め、学術価値を通じて販売拡大を推進することが販売戦略の一つです。

 

04教育&方針

「完全メガネ」: コンタクトレンズの場合、新しい商品が市場投入後 市場で一定の認知を得るには ある程度の時間を要するのではないでしょうか。 消費者に対して正しい使い方をお知らせすることも必要と思っております。今後、消費者に対し正しい周知をするために、どのようなことを準備されていますか?

孫: とても素晴らしいご指摘です。実際のところ、現代人は 本来あるべき目の健康が日常的に脅かされる生活環境にあります。 スマホなどの電子商品の普及とともに ドライアイ、眼精疲労など いろいろな症状が現れやすくなっています。視力低下の青少年の数も年々増えています。重視しなければならないのは、現在の社会では目の健康に関する知識の普及が不足していること。深刻な程です。

正しい知識を持たないと、いい習慣が定着しないまま、日常習慣によって様々な視力問題が引き起こされます。そのため、メニコングループは今年の重点を目の健康に関する教育に置き、目の健康教育向けの科学普及館を投資創立し、社会に向かって目の健康の重要性を訴求したいと企画しています。

「完全メガネ」: その科学普及館はどこにありますか?

孫: 大連にあります。

「完全メガネ」: とても楽しみにしています。次の質問です。ハードコンタクトと違い、利用者はソフトレンズに対して美しさと快適さを重視しているので、購入ルートは伝統的なメガネ販売ルートからネットショップにシフトさせて行くのでしょう。メニコン社がこのようなルートの中で、ブランドの認知度を高める戦略は何でしょうか?

孫: コンサルタント会社と一緒に、消費者の年齢層、購買傾向、コストパフォーマンスなどの要素から各方面にわたって研究し、メニコン適用のブランド戦略を作る予定です。

 

05ブランド発展の未来

「完全メガネ」: 最後の質問ですが、中国のコンタクトレンズ市場にはより良いブランドの進出が必要です。代行業者にとっても消費者にとっても、優秀な商品が必要です。将来、メニコン社としては中国市場に於いてどのような商品を開発されるのか、またどんな大きな動きがあるのか少し教えていただけますか?

孫: やはりメニコン社の原点に戻ります。メニコン社は研究開発においては 立ち止まることを良しとしません。ずっと前向きに進んでいます。例えば、シリコン新製品の開発、次世代シリコン材料の開発、目の健康により良いコンタクトレンズ材料の開発など。将来、メニコンはより安全なコンタクトレンズを商品化していきます、是非期待してください。

「完全メガネ」: お忙しいところ、お時間いただきありがとうございます。ここで私が「完全メガネ」を代表し、メニコン社の中国での益々のご発展を心からお祈り致します。今回の上海メガネ展示会で沢山の成果を得られるよう願っております。

孫: ありがとうございます。

 

孫政基と「完全メガネ」取材者の記念写真

 

Menicon展示ブースでの現場直取材

メニコンの展示ブースは、「限定視野・無限視界」の創意を主たるテーマとして、

メニコンのオープンイノベーション、研究開発への高い意識、ブランド志向性を

強く感じられました。

 

視覚、アイデア、新商品

内から外へ

ソフトコンタクトビジネスに関する新しいページを開く

究極の安全性、目の健康に注目

メニコンソフトコンタクトレンズはオープンイノベーションの精神を

引き続きより多く、より良い品質のソフトコンタクトレンズを提供する

 

Meniconメニコン
未来に向こう

 

2021上海展示会は盛況の中終了いたしました。

次回、お会いできることを楽しみにしております。

 

                                        大連板橋メニコンチームの記念写真

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