2026.09.25
鮮魚情報
タコと半夏生
タコといえば、日本は世界有数のタコ消費国ともいわれています。
みなさんの好きなタコ料理は何でしょうか。
ぷりぷりとした食感と旨味が魅力のタコは、お刺身はもちろん、子どもから大人まで人気のたこ焼きも定番ですね。私は夏になると、タコの酢の物を好んでよく食べています。

日本近海に生息し、食用とされるタコには、マダコ、イイダコ、テナガダコ、ミズダコ、やなぎタコなどがあります。
私たちが普段よく食べているのは主にマダコで、日本だけでなく、世界中の温暖な海の浅瀬に広く生息しています。
海外では、タコを「Devil fish(悪魔の魚)」と呼び、敬遠して食べる習慣のない国も多く、以前はあまり食用とされていませんでした。
日本の主なタコの輸入先であるモーリタニアでも、一般的にはタコを食べる習慣はないといわれています。
兵庫県の明石や神奈川県の佐島は、タコの名産地として有名です。
特に「西の明石、東の佐島」と称されるほど、高品質なタコの産地として知られています。
しかし近年は、日本国内の漁獲量が減少しており、現在では消費量の多くをモーリタニア、モロッコ、中国、ベトナムなどからの輸入に頼っています。
日本でよく食べられるマダコの旬は、主に夏(5〜8月頃)です。
関西では、半夏生(はんげしょう)にタコを食べる習慣があるそうです。もともとは豊作を祈願し、タコをお供えしていたことが始まりとされています。
また、地域によっては冬(11〜1月頃)にも旬を迎えます。現在では、冷凍・加工技術の発達により、品質のよいタコを一年中味わうことができます。
海外でも健康志向の高まりから、高タンパク・低脂肪なタコが好まれるようになり、需要が高まっています。
2024年以降は世界的にタコの需要が急増し、供給不足の影響が日本にも及んでいます。それに伴い価格も上昇しており、以前ほど気軽にタコを食べられなくなるのではないかと不安になります。
タコはもともとくすんだ色をしていますが、茹でると鮮やかな赤色になります。茹でダコは、やや暗めの赤色でツヤがあり、足先までしっかり巻いているものがおすすめです。
また、生ダコの場合は、吸盤の吸いつく力が鮮度の目安になります。
タコを買うときの参考にしてください。
板橋貿易では豊洲で出荷日当日に〆たタコや加工品であるタコワサビなどを海外に輸出しています。
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